フリーランスが安く請けすぎる理由:時間記録が見せる本当の原因
料金を決めたときは妥当に見えた。でも案件後の計算では違う結果になる。提示単価と実際の収入の差には、具体的で直せる原因があります。
安く請けすぎる原因は単価だけではない
フリーランスは、収入が思ったほど残らないとき、時間単価が低すぎたと考えがちです。もちろん単価は重要です。しかし、より多い原因は、すべての作業時間を数えていないことです。
顧客との連絡、要件確認、会議準備、修正、納品後のサポート、作業に戻るための準備時間。これらは少しずつ利益を削ります。
見積もったのは中心作業だけ。実際に行ったのは納品全体。その差が、安く請けすぎの正体です。
スコープ増加は少しずつ起きる
スコープ増加は、突然「無料で10時間追加してください」と言われる形では起きません。小さな依頼が積み重なります。ここを少し直してほしい、ついでに見てほしい、会議が20分延びた、納品後にもう1回だけ修正したい。
一つひとつは妥当に見えます。しかし合計すると、20時間の案件が31時間になります。固定料金が変わらなければ、実質時給は下がります。
プロジェクトの時間記録があれば、この積み重なりが見えます。どの顧客で連絡時間が増えるのか、どの案件タイプで修正が多いのか、どの作業をいつも低く見積もるのかが分かります。
本当の時給を見る
見るべきなのは提示単価だけではありません。案件終了後の実質時給です。総収入を、納品作業、連絡、管理、会議、調査、修正、サポートを含む総作業時間で割ります。
2,000ドルの案件を20時間と見積もれば、時給は100ドルに見えます。しかし実際に38時間かかったなら、実質時給は約52ドルです。次の見積もりでは、この現実の数字を使う必要があります。
時間記録は、「この顧客は大変だった」という感覚を、「連絡と修正で平均35%多くかかる」という判断材料に変えます。
記録を使って価格を直す
安く請けすぎることは、意思の弱さではありません。フィードバックのない価格設定の問題です。どの作業を時間課金にするか、固定料金に何回の修正を含めるか、連絡時間をどれだけ見込むか、どの顧客には事前調査フェーズを設けるかを決める必要があります。
案件後に、見積時間、実作業時間、未請求時間、修正時間、連絡時間を確認します。数件分たまると、一般論ではなく自分の事業に合った見積データになります。
HRaaS は、フリーランスがプロジェクト別に作業セッションを記録し、タイムシートをエクスポートし、見積時間と実作業時間を比較するのに役立ちます。利益改善は、隠れた時間を見ることから始まります。